『似合う』の理論を手に入れた彼女たちは、どう変わったのか?この章では、第1章で登場した方々の『その後』を紹介します。

自信を持って提案できるようになったことで、お客様から選ばれ、売上も実績もアップ。仕事がうまくいくと、人生そのものが動き出します。そんなリアルな変化の物語を、ぜひご覧ください。

海外で起業したい!

「いつか、海外で起業したいんです」

そう静かに語った梨花さんの目は、強い意志に満ちていました。けれどその目の奥には、どこか自信なさげな迷いも見え隠れしていたのを、私はよく覚えています。

梨花さんは、元々大手企業で働くOL。仕事にやりがいがなかったわけではありません。むしろ、責任感もあり、周囲からの信頼も厚い。でも彼女の中には、ずっと消えない“違和感”があったのです。

「このままで、本当に私は幸せなんだろうか?」
「一度きりの人生、もっと自由に、自分らしく生きたい」
「でも、私にそんなこと、できるのかな?」

漠然とした『理想の未来』と、目の前にある『現実』とのあいだで揺れ動いていた彼女は、ある日思い切って、私の1年間のコースに申し込んでくれました。

最初の頃の梨花さんは、「好き」と「似合う」が見事にズレていました。本人が選ぶ服は、やや曲線を感じるフェミニン系。私から見たら知的で仕事のできる雰囲気を持っているにも関わらず、女性らしい雰囲気のワンピースやブラウスを好んで選ばれていたのです。彼女に本当に似合う色も鮮やかでパキッとした色味。デザインも、ふんわりした曲線ではなく直線的でかっこいいものだったのです。

「えっ、これが私に似合うんですか?」

そう言って鏡の前で戸惑い、そっと眉をひそめた日のことを、私は今でも忘れません。けれど梨花さんは、戸惑いながらも、少しずつ変わっていきました。

「せっかく1年間かけて学ぶんだから、やれることは全部やってみたいんです」

そう言って、似合う色のスカーフを巻いてみたり、メイクの色味を変えてみたり。彼女は、自分にとっての新しい選択に、ひとつひとつ丁寧に向き合っていったのです。

子育てをしながら、仕事を続けながら、夢を忘れずに、こつこつと自分を変える努力を重ねる姿は、本当に美しかった。

「私、やっぱり海外で挑戦したい。そのとき、今の私じゃなくて、『本来の私』で立ちたいんです」

その言葉に、私は深くうなずきました。

その後、彼女は私の年間コースに参加し、1年間じっくりと、自分を知る時間を共に過ごしました。


【アフター】夢が叶い現在は日本国内で事業を複数展開、スーパーレディーへと進化する。

はじめは、自分の『好き』と『似合う』がまったく違うことに戸惑いを隠せませんでした。これまで選んできた服や色、デザインは、実は彼女の魅力を引き出すものではなかったのです。

でも梨花さんは諦めませんでした。「せっかくやるなら、徹底的に自分と向き合ってみたい」と覚悟を決め、毎月のレッスンを重ねる中で、少しずつ、本当に似合う自分を受け入れていったのです。

そして1年後。彼女は夢だった「海外での起業」をついに実現!シングルマザーである彼女はお子さんと一緒に海外へ渡り、現地ではなんとメイドを雇うほどの余裕ある暮らしをスタートさせました。

さらに、現地での活動が注目され、日本のテレビ番組でインタビュアーとして登場する機会にも恵まれました。

「外見が変わると、チャンスが向こうからやってくる」
彼女の言葉が、それを何よりも物語っています。

その後、コロナ禍を機に帰国し、現在は日本国内で事業を複数展開。今や「OLだった頃の自分とはまるで別人」と語る彼女は、実業家として堂々と人生を歩むスーパーレディーへと進化を遂げました。

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